マイクロソフト、HTCにWindows Phone OS搭載を働きかけ - Androidとの「2本立て」の可能性も
2013.10.07
Updated by WirelessWire News編集部 on October 7, 2013, 11:33 am JST
2013.10.07
Updated by WirelessWire News編集部 on October 7, 2013, 11:33 am JST
マイクロソフト(Microsoft)がHTCに対し、同社製Androidスマートフォンに「Windows Phone OS」を追加搭載することを働きかけていると、Bloombergが米国時間4日に報じた。この報道によると、両社の話し合いはまだ予備段階だが、マイクロソフト側ではOS開発責任者のテリー・マイヤーソン(Terry Myerson)氏が先頭に立ってこの話し合いを進めており、HTCに対してOSライセンス料の引き下げや免除といった条件提示もなされているという。
マイクロソフトは既報の通り、Windows Phoneスマートフォン市場で約8割を占めるノキア(Nokia)の端末事業を買収することになっているが、買収計画発表の際にも引き続き他のOEMメーカーへのOS供給を続けていく考えを明らかにしていた。いっぽうHTCは、Android陣営のなかでサムスン(Samsung)などに押されて経営不振が深刻化、同4日には2008年以降で初めてとなる赤字(1億100万ドル)を発表していた。
スマートフォン市場全体に占めるWindows Phone OSのシェアは今年4-6月期に3.7%(OS別新規出荷台数、IDC調べ)。英や独など一部の欧州市場ではノキア「Lumia」シリーズの廉価版端末の投入が奏功し、市場シェアが約1割弱まで伸びてきているとされるいっぽう、日米や新興国の各市場では低迷が続いている。
【参照情報】
・Microsoft Said to Ask HTC to Put Windows on More Phones - Bloomberg
・Microsoft asked HTC to put Windows Phone on its Android phones, says report - The Verge
・Microsoft Asked HTC to Put Windows Phone in HTC Android Phones - Gizmodo
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