自転車を盗難から守る新たな追跡システム「BIke+」 - ベライゾンが開発支援
2013.10.10
Updated by WirelessWire News編集部 on October 10, 2013, 12:19 pm JST
2013.10.10
Updated by WirelessWire News編集部 on October 10, 2013, 12:19 pm JST
Wi-MM(Wireless Machine-to-Machine)というカリフォルニア州のベンチャー企業から米国時間8日に新たな自転車追跡システムが発表されている。同社が発表した「Bike+」は、GPS、3Gネットワーク接続、各種センサーを利用した自転車盗難防止・追跡システムで、ベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless:以下、ベライゾン)のネットワークを利用しながらサービスを提供することになるという。
Wi-MMはベライゾンが運営する同社のイノベーション・センターの提携先のひとつ。「Bike+」はベライゾンにとって携帯通信網の新たな活用方法を探る試みのひとつと位置づけられる。
「Bike+」の端末には、ベライゾンのネットワークに対応した3Gチップ、GPSやBluetooth、高度計、加速度計、1300mAhのバッテリーなどが内蔵され、これを自転車のフレームに取り付けて使う。ユーザーは、iOS/Android用のアプリケーションなどから、自転車の在処を常に把握でき、自転車が指定した範囲から外れた場合などには、端末内のブザーが鳴ると同時に盗難の可能性を知らせる警告がユーザーの携帯電話に送られる。
さらに「Bike+」のシステムは、走行距離や速度、ルートなども追跡し、ユーザーはスマートフォンと同端末をBluetooth接続することで、リアルタイムでこれらの情報を知ることができるという。このほか、ユーザーが自転車事故を起こした場合、家族や他の人に自動で緊急通知を送る機能もある。
WI-MMによれば、「bike+」は年内に200ドル以下の価格で発売される予定。同社はまた、複数の都市で提供されている自転車シェアプログラムとの提携も目指しているという。
【参照情報】
・Bike+ tracker is like Find My iPhone for your two-wheeler - The Verge
・Bike+ is a security alarm and fitness computer for bicycles (hands-on) Hands-on - Engadget
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