フェイスブック、イスラエルのベンチャー企業を買収 - モバイル・データ圧縮技術を獲得
2013.10.15
Updated by WirelessWire News編集部 on October 15, 2013, 11:10 am JST
2013.10.15
Updated by WirelessWire News編集部 on October 15, 2013, 11:10 am JST
フェイスブック(Facebook)が米国時間14日、モバイルアプリ関連の分析・計測などを手がけるイスラエルのオナボ(Onavo)を買収したことを発表した。
AllThingsDによると、2010年創業のオナボでは一般ユーザー向けにモバイルアプリの最適化やバッテリー駆動時間の改善などを行うアプリを提供、同時に企業に対してアプリのパフォーマンスを分析するサービスも提供しているという。オナボにはモバイルアプリでやりとりされるデータ量を圧縮する技術があり、これがFacebookなどが打ちだした「Internet.org」の取り組みを進める上で役立つ可能性が高いとAllThingsDは述べている。
フェイスブックなどが8月半ばに立ち上げたInternet.orgでは、開発途上国などを中心に世界中の人々がネットを利用できるようにすることを目指しており、その一環としてモバイルデータ通信量の低減につながる効率的なアプリ開発を目指すとしている。
なお買収金額は明らかにされていないが、イスラエルの新聞Calcalistによる推定では1億5000万〜2億ドル。またテルアビブ(イスラエル)にあるオナボ本社は買収後にフェイスブックのイスラエル拠点となるという。
【参照情報】
・Facebook Acquires Israeli Mobile Analytics Startup Onavo - AllThingsD
・Facebook buys mobile data optimization startup Onavo to beef up its Internet.org initiative - TNW
・Facebook Buys Mobile Data Analytics Company Onavo, Reportedly For Up To $200M... And (Finally?) Gets Its Office In Israel - TechCrunch
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