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ちょっと豪華なクリスマス・プレゼント

2013.11.01

Updated by Kenji Nobukuni on November 1, 2013, 17:00 pm JST

Fantasy Gifts | Neiman Marcus
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ニーマン・マーカス(Nieman Marcus)はアメリカの百貨店チェーンで、本社はテキサス州ダラス。サンフランシスコならユニオンスクエアの一角に接して店舗を構えており、高級品を扱っていることで名高い。毎年、クリスマス・シーズンにはギフト商品を並べたクリスマス・ブックを発行し、豪華な品々評判になる。

今年の小冊子には400ドルのカシミアのポンチョやら5,000ドルのハンドバッグなど500以上の商品が紹介されている。最も安価なのは12ドルのマグカップで、4割以上の商品は250ドル未満。手の届かない額ではない。

人々の注目を集めるのは「ファンタジー・ギフト」のコーナーだ。イギリスの高級車、アストン・マーチンの限定モデル344,500ドル(1ドル=97円換算なら約3,350万円)や、フォーエバーマークの185万ドル(約1億8,000万円)などと並んで、今年は「究極のアウトドア・エンターテイメント・システム」(150万ドル=約1億4,600万円)が目を引く。

この「システム」には201インチのアウトドア用LEDスクリーン(防水)、DirecTV受信機、CAT(カリフォルニア・オーディオ・テクノロジー社)製スピーカー群、リモコン用のiPad miniが2台、ブルーレイ・プレイヤーが1台ついているほか、映画が300本ついてくる。

アメリカン・フィルム・インスティテュートが選んだスリルを感じる映画100選、ラブストーリー100選に加えて、購入者が選んだ100本がつく。毎日1本、庭で映画を観ても10か月間は楽しめる。このシステムのデザインは、ポルシェ・デザイン・スタジオが担当している。

インストールの代金は無料。本システムが1セット売れるたびに、ニーマン・マーカスは慈善事業に1,000ドル(約97,000円)寄付してくれる。ただし、送料と手数料は別途かかるので注意が必要だ。

【参照情報】
ニーマン・マーカスのクリスマス・ブック
ファンタジー・ギフト

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信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、チャットボイス、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発に当たり、現在はモバイルヘルスケア関連サービスの事業化を準備中。 訳書:「Asterisk:テレフォニーの未来