グーグル、Androidの最新バージョン「KitKat」を披露
2013.11.01
Updated by WirelessWire News編集部 on November 1, 2013, 11:02 am JST
2013.11.01
Updated by WirelessWire News編集部 on November 1, 2013, 11:02 am JST
グーグル(Google)は米国時間31日、サンフランシスコで開催したイベントのなかで、Android OSの最新バージョン「KitKat(Android 4.4)」の詳細を明らかにした。また同OSを搭載する同社スマートフォンのフラグシップモデル「Nexus5」も発表した。
このうち、「KitKat」については、AndroidならびにChromeの開発を率いるサンダル・ピチャイ(Sundar Pichai)氏が、とくにブラジル、ロシア、インドなどの新興市場への普及を視野に入れたものと説明したと、この話題を取り上げたGigaOMでは記している。
ピチャイによると、これらの新興市場ではAndroid端末の普及が他の地域に比べて3倍の速さで進んでいるものの、その中心は安価な端末で、3年前にリリースされたAndroidの旧バージョン「Android Gingerbread」を今も利用している人が多いのが現状だという。
こうした状況に対処するため、グーグルは「KitKat」でOSのスリム化を図り、 メモリが512 MBしかない端末でも動作するようにしたという。
このほか、KitKat(Android 4.4)では、電話用アプリにイエローページの機能を取り込み、電話帳に登録されていない近隣のレストランなどにも簡単に電話をかけられるようになった。またGoogle Nowや音声による検索、Hangoutsの機能も強化され、UIにも変更が加えられている。
【参照情報】
・Android for all and the new Nexus 5 - Google
・Google launches Kitkat with a push for emerging markets and in-app search, plus the Nexus 5 we know so well - GigaOM
・Android 4.4 KitKat: Google's simpler, integrated operating system designed for every phone - The Verge
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