スマートフォン契約件数、2019年には56億件に(エリクソン予想)
2013.11.12
Updated by WirelessWire News編集部 on November 12, 2013, 12:18 pm JST
2013.11.12
Updated by WirelessWire News編集部 on November 12, 2013, 12:18 pm JST
スウェーデンのエリクソン(Ericsson)は現地時間11日、世界のモバイル市場動向に関する最新レポート「Mobility Report」を発表したが、このなかには現在から2019年までの携帯通信市場に関するさまざまな興味深い数字が紹介されている。
同レポートによれば、2013年第3四半期の携帯電話市場では新たに購入された携帯電話の55%をスマートフォンが占めたという。また現在、世界全体の携帯電話契約者のうちスマートフォンユーザーは25〜30%ほどだが、この比率が2019年には60%まで高まり、件数は56億件まで増加すると予想されている(同年の契約総数は推定93臆見)。
また今年中には、モバイルブロードバンド(3G/4G)ユーザーの数が全世界で20億人に達し、さらに2019年にはこの数が今年の3倍以上になるとも予想されている。
世界の携帯通信ネットワーク環境については、2019年までにWCDMA/HSPAネットワークの人口カバー率が90%に、4G/LTEネットワークの人口カバー率が65%にそれぞれ達すると見積もられている。
いっぽう、携帯端末によるデータ利用についても爆発的拡大が予想されている。スマートフォンによるモバイルデータトラフィックは、2013年から2019年にかけて約10倍増加し、同年には10エクサバイトまで拡大すると見積もられている。またデータトラフィックの内訳については、現在毎年55%の割合で急成長しているビデオが2019年には全体の50%を、またソーシャルネットワーキングやウェブサービスによるトラフィックは10%を占めるようになるという。
なお、携帯電話経由のモバイルデータトラフィックは今年初めてPCやタブレットなどのそれを上回り、端末別で最も大きな割合を占めるようになるとの予想も出されている。
【参照情報】
・Ericsson Mobility Report: Global smartphone subscriptions to reach 5.6 billion by 2019 - Ericsson
・Ericsson: 90% of world's population will be able to access HSPA connections by 2019 - TNW
・Smartphones take lead with 55% of mobile phone sales - CNET
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