アンダーアーマー、フィットネスアプリ開発の「MapMyFitness」を買収
2013.11.15
Updated by WirelessWire News編集部 on November 15, 2013, 12:28 pm JST
2013.11.15
Updated by WirelessWire News編集部 on November 15, 2013, 12:28 pm JST
米スポーツアパレルブランドのアンダーアーマー(Under Armour)は
現地時間14日、フィットネスアプリを開発するマップ・マイ・フィットネス(MapMyFitness)を1億5000万ドルで買収することを発表。先行する大手スポーツメーカー各社に対抗する動きとされている。
マップ・マイ・フィットネスは2007年に設立され、「MapMyRun」、「MapMyRide」など複数のフィットネスアプリを提供してきた企業。WSJによれば、同社のアプリはこれまでに約2000万人の利用者を集めており、うち70万人がこれらのアプリを毎日利用しているという。また、同社のアプリはとくにソーシャル機能で知られ、運動した記録データを友人と共有してモチベーション向上に役立てるユーザーも目立つとされている。
アンダーアーマーはスポーツ用アンダーウェアなどのメーカーとして知られ、近年急成長を遂げたスポーツアパレル・ブランド。また今年3月にはフィットネス・モニタリング端末「アーマー39」(Armour39)を発売するなど、フィットネス・トラッキング市場にもすでに参入している。アーマー39は胸に巻くストラップタイプのデバイスで、スマートフォンや専用腕時計と連携しつつ心拍数や消費カロリーなどのデータをモニタリングするものであったが、いまのところ売上のほうはいまひとつだという。
調査会社ガートナー(Gartner)の予想によれば、ウェアラブル分野のひとつとされるフィットネス関連の端末やアプリ、サービスの売上は、今年16億ドルの売上が見込まれ、また2016年に50億ドルまで市場が拡大するとみられているという。同分野ではナイキ(Nike)やアディダス(Adidas)、ジョーボーン(Jawbone)、フィットビット(Fitbit)などがすでに端末や専用アプリを投入している。
なお、この買収の話題をとりあげたQUARTZでは、「フィットネス関連分野のあらゆる企業はいまやテクノロジー企業」と題する見出しの記事が掲載されている。
【参照情報】
・Under Armour to Buy MapMyFitness in Embrace of Sports Tech - WSJ
・Under Armour goes after activity tracking in a big way with acquisition of MapMyFitness - The Verge
・Under Armour's latest acquisition proves that all fitness ompanies are now technology companies - QUARTZ
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