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寡黙で実直なカウボーイ

2013.12.04

Updated by Kenji Nobukuni on December 4, 2013, 16:00 pm JST

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マールボロも吸わず、夜になってもバーボンさえ飲まず、実直に牛追いの仕事を黙々と続けるカウボーイがオーストラリアに現れた。シドニー大学のチームが開発中のローバー(Rover)は四輪で走るロボットで、ゆっくりとした動きで20頭から150頭もの放牧中の牛を追うことができる。

今のところ、ローバーは人が遠隔でカメラの映像を見ながら操作しているプロトタイプ版で、価格も100万豪ドルと高額だが、2年後には商用化が予定されているし、自律自走式も開発されているという。

単なる牛追いだけでなく、ロボット化によって牛の食事量の管理、農場監視、気候や土壌の調査など様々な作業を行わせることができるようになるらしい。

人ができることなら何でもできるようになりそうにも思えるが、投げ縄を放ったり暴れ牛に跨ったりする機能が追加されることはなさそうだ。

【参照情報】
Researchers develop robot cow herder
Scientists aiming to develop automated robotic cow herder
New Robo-Cowboy May Replace Traditional Cattle Herders

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信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、チャットボイス、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発に当たり、現在はモバイルヘルスケア関連サービスの事業化を準備中。 訳書:「Asterisk:テレフォニーの未来