ノキア、Android OS搭載のローエンド・スマートフォンを開発(米媒体)
2013.12.12
Updated by WirelessWire News編集部 on December 12, 2013, 14:21 pm JST
2013.12.12
Updated by WirelessWire News編集部 on December 12, 2013, 14:21 pm JST
ノキア(Nokia)がAndroid OSを搭載するローエンド・スマートフォンの開発を進めているとする話をThe Vergeなど複数の米媒体が報じている。
The Vergeによれば、このスマートフォンは開発コード名「Normandy」と呼ばれ、同社のエントリーレベル端末「Asha」に代わるものとされている。また同端末には、ノキアが独自にカスタマイズしたAndroid OSが搭載される予定で、アマゾン(Amazon)の「Kindle Fire」OSと同様、従来のAndroid OSとは見た目や提供されるサービスなどの点で大きく異なったものとなるという。
ノキアは今年9月に携帯電話部門をマイクロソフト(Microsoft)に売却することを発表していたが、AllThingsDによれば、ノキアではその後もNormandyプロジェクトが続けられているという。また、マイクロソフト社内にも初心者向けのスマート市場でAndroid陣営の競合他社にいま以上にシェアを奪われるよりは、「Normandy」を投入するほうが得策とする見方もあるという。
マイクロソフトが、ノキア携帯端末部門の買収完了後に同プロジェクトを継続するかどうかは現時点では明らかではないが、The Vergeでは同プロジェクトに関わるノキア従業員の話として、「Normandy」端末の開発が2014年のリリースに向けて全力で進められている、と記している。いっぽうAllThingsDでも、同端末がすでに製造テストの初期段階にあり、早ければ来年前半にもリリースされる可能性があると記している。
【参照情報】
・This is Nokia's Android phone - The Verge
・Why Nokia Is Building an Android Phone and Why Microsoft Might Not Kill It - AllThingsD
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