アマゾン、4K画質のオリジナル・テレビ番組を制作・配信へ - ハードウェア販売の呼び水か
2013.12.17
Updated by WirelessWire News編集部 on December 17, 2013, 13:13 pm JST
2013.12.17
Updated by WirelessWire News編集部 on December 17, 2013, 13:13 pm JST
米アマゾン(Amazon)傘下のテレビ番組制作会社、アマゾン・スタジオ(Amazon Studio)は現地時間16日、2014年に撮影予定のオリジナル・シリーズについて、全作品を超高画質の4Kフォーマットで撮影する予定であることを明らかにした。対応する映像コンテンツを充実させていくことで、ハードウェアの売上を喚起したい考えがあるという。
ウルトラHDとも呼ばれる4Kフォーマットは、従来のフルHDテレビに比べて約4倍の解像度(3840×2160ピクセル)を持つもので、すでに各社から4Kテレビや対応レシーバー、Blu-rayプレイヤーなどが投入されている。ただし、入手可能なコンテンツがまだ乏しく、それが消費者の間での関心の低さにつながっていると、この話を伝えたVarietyは指摘している。
Varietyによると、アマゾンでは4K技術の概要やアマゾンで購入できる4Kテレビや対応レシーバー、Blu-rayプレイヤーなどのラインナップを紹介する「4K Ultra HDTV Guide」ページもすでに設けているという。また同社がストリーミング動画配信分野で競合するネットフリックス(Netflix)でも、来年にかけてストリーミング配信を開始すると予想されているという。なお、この分野では米ソニーが今年9月に約70作品(映画ならびにテレビ番組)のダウンロード配信を開始している。
現時点では、アマゾンがいつ頃4Kコンテンツを提供するかなどは不明。またVarietyでは、HDタイトルに比べて大容量になる4kタイトルを問題なくストリーミング視聴できる環境をもつユーザーの数がまだ限られていることなども指摘している。
【参照情報】
・Amazon Studios to Shoot 2014 Originals in Ultra HD, Hoping to Sell 4K TVs - Variety
・Amazon will release original shows in 4K - The Verge
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