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ブラックベリー、フォックスコンと提携 - 第3四半期は44億ドルの赤字に

2013.12.24

Updated by WirelessWire News編集部 on December 24, 2013, 13:16 pm JST

ブラックベリー(BlackBerry)は米国時間20日、同社の第3四半期(9〜11月期)決算を発表。同期は44億ドルの在庫評価損を出すなど大幅な赤字を記録したが、新たにフォックスコン(Foxconn)と5年間のパートナーシップ契約を発表したことで同社の株価は大幅に上昇した。

経営不振から全社もしくは一部事業の売却先探しを進めていたブラックベリーだが、今回のパートナーシップ契約では、不振が続いている端末部門についても、フォックスコンとリスクを分担しながら引き続き運営していくことが発表された。

新たなパートナーシップ契約では、ブラックベリーの新たな端末の生産や開発をフォックスコンが請け負い、これをブラックベリーの人気が根強いインドネシアなどの新興市場に投入していくという。また、これらの端末の生産はメキシコやインドネシアで行われる。両社では提携第一弾として開発コード「Jakarta」という物理キーボード搭載のスマートフォンを開発・生産し、来年4月にもインドネシア市場に投入する予定だという。

いっぽう、同社のジョン・チェン(John Chen)暫定CEOは、新戦略の一環として、車載システム向けに販売しているQNXプラットフォームの事業拡大や、政府やエンタプライズ向けのサービスビジネスの拡大なども発表している。同社はすでにエンタープライズ向けの販売チームをてこ入れしており、米政府機関などに向けたセキュリティ体制を強化するため、ワシントンに新たなセキュリティ技術センターを立ち上げる予定だという。

今回のパートナーシップ契約を受け、ブラックベリーはより利益率の高いサービスやソフトウェア部門にフォーカスを移していくことが予想されている。これに対しては、投資家らも好反応を示しており、同発表後の同社の株価は、この4年で最大となる16%の上げ幅を記録したという。

【参照情報】
BlackBerry's Foxconn Deal Spurs Evolution Into Services Company - Bloomberg
BlackBerry announces partnership with Foxconn, remains committed to device market - GigaOM
BlackBerry posts massive $4.4-billion quarterly loss, revenue plunges - Globe and Mail

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