日本初、複数社を横断して最寄りのタクシーを呼べるアプリ「スマホdeタッくん」
2014.01.21
Updated by Naohisa Iwamoto on January 21, 2014, 19:05 pm JST
2014.01.21
Updated by Naohisa Iwamoto on January 21, 2014, 19:05 pm JST
東京ハイヤー・タクシー協会は2014年1月21日、1つのエリアで複数のタクシー無線グループの車両を呼び出せるアプリ「スマホdeタッくん」の提供を開始したと発表した。対応OSはiOS、Android、Windows 8/同 8.1で、アプリは無料でダウンロードできる。
タクシー無線グループでは、各グループが独自のアプリによる配車サービスを提供してきたが、今回の「スマホdeタッくん」の開始によりグループをまたいで最寄りのタクシーを呼べるようになった。タクシーの共通配車アプリの提供は日本初だという。複数のグループが連携することで多くの車両が配車の対象になるため、より早くタクシーを利用者の元に配車できるようになる。
サービスを利用できるエリアは、サービス開始当初は東京23区と武蔵野市・三鷹市のエリア。日本交通(約3300台)、大和自動車(約2400台)、共同無線(約500台)、チェッカー無線の一部(約300台)の計約6500台で提供を始める。今後、チェッカー無線の他の車両、グリーンキャブ、日の丸自動車が順次サービスに対応し、2014年4月をメドに東京のタクシー計約9200台に対象を拡大する計画だ。
スマホdeタッくんは、ITパートナーとして日本マイクロソフトが協力して構築した。バックエンドでは、日本マイクロソフトが提供するクラウド基盤「Windows Azure」が使われているという。
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