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災害用音声お届けサービス、イー・アクセスとウィルコムも相互利用可能に

2014.01.27

Updated by Naohisa Iwamoto on January 27, 2014, 17:29 pm JST

電気通信事業者協会(TCA)会員の携帯電話、PHS事業者各社は2014年1月27日、災害発生時の安否確認を目的とした「災害用音声お届サービス」の相互利用の対象にイー・アクセスとウィルコムを追加すると発表した。1月29日以降、音声サービスを提供している携帯電話事業者とPHS事業者で、相互にサービスの利用ができるようになる。

災害用音声お届けサービスは、震度6弱以上の地震など大規模災害発生時などに、安否確認用に提供するサービス。音声の通話が集中してつながりにくくなったときに、音声メッセージをファイル化してパケット通信で届けることで、安否の確認を取りやすくする。災害用音声お届サービスは2013年4月1日以降、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクモバイルの4社で相互利用を行っていた。今回、イー・アクセスとウィルコムの2社が加わり、携帯電話・PHSの6社で災害時に音声メッセージを送付するサービスの相互利用が可能になった。

今回の動きは、総務省主催の「大規模災害等緊急事態における通信確保の在り方に関する検討会」の最終取りまとめで、災害用音声お届サービスを早期に携帯電話・PHS事業者6社間で相互利用できるよう取り組むことが望ましいとされた提言を受けたもの。災害用音声お届サービスは、毎月1日・15日と「防災週間 」(8月30日~9月5日)、「防災とボランティア週間」(1月15日~1月21日)、「正月三が日」(1月1日12:00~1月3日24:00)に体験サービスを提供している。

【報道発表資料】
「災害用音声お届けサービス」の携帯電話・PHS事業者6社による相互利用の開始について

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。