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再編続く欧州ブロードバンド市場 - リバティ・グローバルが新たな大型企業買収を発表

2014.01.28

Updated by WirelessWire News編集部 on January 28, 2014, 14:41 pm UTC

米メディア関連企業のリバティ・グローバル(Liberty Global:以下、リバティ)は米国時間27日、オランダのケーブル事業者であるジッゴ(Ziggo)を買収すること同社で合意したと発表。買収額はリバティが肩代わりするジッゴの債務を含めて100億ユーロ(137億ドル)に達するという。

Reutersなどによると、リバティはジッゴ(加入世帯数約270万軒)の株式の28.5%をすでに保有し、昨年8月からは完全買収に向けて交渉を進めていたという。リバティは、オランダでUPCという別のケーブル事業者も保有しており、ジッゴの買収完了後は同社とUPCを合併する考え。合併後の加入者数は約700万世帯で、一般世帯全体の90%以上に達することから、リバティーでは新会社が他の通信事業者や衛星テレビ事業者などを相手に有利に戦えることになる、などとしているという。

ジョン・マローン(John Malone)氏率いるリバティ・グローバルは、欧州市場からの収入が売上全体の90%以上を占めており、欧州経済の不振が続くなか、積極的な企業・事業買収を進めてきている。昨年2月には、英ケーブルテレビ事業者のヴァージンメディアの買収を発表したほか、ベルギーのテレネット・グループ(Telenet Group)についても株式の保有比率を引き上げている。また、同社は今後も欧州での買収の可能性を模索していくという。

欧州の通信市場では昨年から大きな再編の動きが進んでいる。リバティのヴァージンメディア買収に続き、7月下旬にはテレフォニカによるイープラスの買収(O2とイープラスの合併が実現すれば、独最大手の事業者になる)が発表されたほか、同月上旬には英ボーダフォンがドイツ最大のケーブルテレビ事業者カベル・ドイッチェランド(Kabel Deutschland)を約77億ユーロ(約101億ドル)で買収すると発表していた。また、オランダの携帯通信事業者であるKPNについても、メキシコのアメリカ・モービル(America Movil)のターゲットとなっていたが、結局この計画は頓挫していた。

いっぽう、マローン氏が率いる米リバティ・メディア(Liberty Media)は、昨年5月に米ケーブルテレビ市場4位のチャーター・コミュニケーション(Charter Communication:以下、チャーター)の株式27%を26億ドルで取得。そのチャーターは今月に入って、米大手ケーブルテレビ市場2位のタイムワーナー(Time Warner Cable)に買収提案を行っていたが、いまのところ拒否されている。

【参照情報】
Liberty Global to Buy Ziggo for $9 Billion - WSJ
Malone's Liberty Global to Buy Dutch Cable Provider Ziggo - Bloomberg
Liberty Global expands European cable empire with Ziggo purchase - Reuters

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