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PMAとA4WPが協力へ – 非接触充電の規格標準化で

PMAとA4WPが協力へ – 非接触充電の規格標準化で

Updated by WirelessWire News編集部 on February 12, 2014, 14:42 pm JST

WirelessWire News編集部 WirelessWire News編集部

非接触充電関連の規格推進団体であるPower Matters Alliance(以下、PMA)とAlliance for Wireless Power(A4WP)は米国時間11日、それぞれの規格に互換性を持たせることに合意したと発表。両者とともに規格争いを続けてきたWireless Power Consortium (WPC)の今後の出方に注目が集まっている。

モバイル端末などの充電を想定した非接触充電技術の分野では、電磁誘導方式(inductive charging)の異なる技術を推すWPCとPMA、それに共鳴方式(resonant charging)の技術を推すA4WPの三者が規格標準化をめぐる争いを続けてきていた。

PMAは米P&G傘下のデュラセル(Duracell)とイスラエルのパワーマット(Powermat Technologies)が主体となって立ち上げた団体で、AT&Tやスターバックス(Starbucks)なども参加。いっぽう、Qi(チー)規格を推すWPCには、日本や韓国の端末メーカーや、ベライゾン(Verizon Wireless)などあわせて約200社が参加。またA4WPでは、同団体立ち上げの中心となったクアルコム(Qualcomm)とサムスン(Samsung)が昨年WPCとPMAにそれぞれ加盟し、統一規格実現に向けた動きを進めているとされていた。なお、PMA、WPCそれぞれの規格に準じた製品はすでに発売されているのに対し、A4WPの「Rezence」規格に対応する製品はまだ市販されていない。

今回の合意では、PMAがA4WPの共鳴方式の仕様を採り入れ、逆にA4WPもPMAの電磁誘導方式の仕様を採り入れることになるという。また、両団体は非接触充電関連のネットワークAPIの開発でも協力するとしている。

CNETでは、規格統一が進むことで非接触充電機能を備えた端末が今後ますます増えていくとの可能性を指摘。また、取り残された格好となったWPCについても、最終的には同団体に参加することはあり得るとしている。

【参照情報】
Wireless charging takes big step forward as rival groups team up – CNET
Two alliances team up to win the wireless charging war – The Verge
With a major standards merger, we’re a big step closer to wireless charging bliss – GigaOM