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サムスン、Tizen搭載の新型スマートウォッチ「Gear 2」「Gear 2 Neo」を発表

2014.02.24

Updated by WirelessWire News編集部 on February 24, 2014, 17:01 pm JST

サムスン(Samsung)は欧州時間22日、「Mobile World Congress 2014」(MWC 2014)が24日から行われるバルセロナで、同社のスマートウォッチ「Galaxy Gear」の最新モデル「Gear 2」と「Gear 2 Neo」を発表。サムスンがインテル(Intel)などと開発を進める「Tizen OS」を新たに搭載した両モデルは、オリジナルモデルからさまざまな変更が加えられているという。

「Gear 2」「Gear 2 Neo」の仕様は、1.63インチの液晶画面、1GHzのデュアルコアプロセッサ、512MBのRAMを搭載するほか、内蔵メモリーは4GB。また新たに心拍数センサーを備え、IP67規格の防水防塵に対応、内蔵カメラは2メガピクセルでオートフォーカス機能を搭載(「Gear 2 Neo」にカメラは搭載されていない)、バッテリー容量は300mAhで同社によれば連続稼働時間は2~3日まで延びているという。このほか、カメラやマイクの位置が本体ボディに移ったことで、ストラップの交換が可能になっている。なお、カラーバリエーションは「Gear」がチャコールブラック、ゴールドブラウン、ワイルドオレンジ、「Gear Neo」がチャコールブラック、モカグレー、ワイルドオレンジの各三色で、両機種とも多数の「Galaxy」シリーズのスマートフォンに対応するという。

サムスンは約半年前に発表した初代の「Gear」にAndroid OSを採用していたことから、名称も「Galaxy Gear」となっていた。新機種ではOSの変更に伴い、名前から「Galaxy」が外されたとみられる。

いっぽう、Tizen Associationは同23日、あわせて15社の企業が新たに同団体に参加したことを発表。このなかにはソフトバンクや中国検索大手の百度(Baidu)、大手通信機器メーカーのZTEなどが含まれ、昨年同プロジェクトから手を引いていたとされる米スプリント(Sprint)も改めて参加したという。また、Tizen Associationは同プラットフォーム向けのアプリ開発に36の新たな事業者と契約を結んだことも発表。

いっぽう、正式発表が期待されるTizen OS搭載のスマートフォンについてはリファレンスモデルが展示されただけで、製品発表はなかったとCNETは伝えている。

【参照情報】
Samsung drops Android for Tizen in new Gear 2 smartwatches - The Verge
Samsung Gear 2 smartwatches coming in April with Tizen OS and better battery life - Engadget
Tizen signs up new allies, but still no real phone - CNET

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