独法廷、アップルに対するパテント・トロールの要求を棄却
2014.03.03
Updated by WirelessWire News編集部 on March 3, 2014, 13:15 pm JST
2014.03.03
Updated by WirelessWire News編集部 on March 3, 2014, 13:15 pm JST
ドイツのIPComが、同社が保有する特許権の侵害を理由にアップル(Apple)に対しておよそ22億ドルの支払いを求めていた問題で、独マンハイム法廷はIPComの訴えを棄却する判決を下した。またIPComはHTCに対しても同様の訴えを起こしていたが、こちらもあわせて棄却されたという。
Bloombergによると、今回問題となった特許権「EP1 841 268」は、自動車パーツなどを扱うボッシュ(Bosch)が車内電話事業から撤退した際にIPComが同社から購入したもので、ネットワークの混雑時でも緊急度の高い通信データを優先的に届ける技術が含まれているという。
IPComはいわゆる「パテント・トロール」として知られ、アップルやHTCのほか、ノキア(Nokia)やエリクソン(Ericsson)、ボーダフォン(Vodafone)といった企業に対しても、この特許権を使って訴訟を起こしていた。
【参照情報】
・Apple Wins Dismissal of $2.2 Billion German Patent Suit - Bloomberg
・German court dismisses $2 billion patent troll claim against Apple - The Verge
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