アップル、中国・台湾での開発体制強化 - 製品品揃え拡大の可能性(WSJ報道)
2014.03.04
Updated by WirelessWire News編集部 on March 4, 2014, 12:08 pm JST
2014.03.04
Updated by WirelessWire News編集部 on March 4, 2014, 12:08 pm JST
アップル(Apple)が中国や台湾で数百人規模のエンジニア採用を行っているなどとする情報筋の話をWSJが報じている。
WSJによれば、アップルは端末メーカーのHTCやOEMメーカーのインヴェンテック(Inventec)、クアンタ・コンピューター(Quanta Computer)などからエンジニアを引き抜いているとし、昨年8月にリンクトイン(LinkedIn)を通じてこれらの企業のエンジニアにコンタクトしていたことや、同社が台北で新しいiPhoneの開発に携わるエンジニアリング部隊を編成しようとしていることを記した人材募集メールなどを紹介している。
またアップルは中国でも数百人のエンジニアやオペレーション関連スタッフを昨年半ばに増員し、現在では600人を超える規模になっているという。
アップルは昨年初めて、新型iPhone2機種を同時に発表していた。同端末は今年も2モデルの発表が予想されている。また、スマートウォッチ「iWatch」など新たな製品についても開発が進められているとの話が度々報じられている。
WSJは、これらの人材がiPhoneやiPad向けの部品開発やサプライチェーンマネージメントを担当する仕事に配置されているとして、アップルが新製品の開発スピードを加速し、これまでよりも頻繁に製品を投入していくための体制強化としている。
【参照情報】
・Apple Hiring Engineers in Asia to Speed Product Launches - WSJ
・Apple beefing up Asian operations for more frequent launches in 'wider' product range - Apple Insider
・Apple is reportedly poaching engineers from HTC to speed up product launches - The Verge
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