グーグルと「空中戦」か - フェイスブック、無人機メーカー買収で交渉(TechCrunch報道)
2014.03.04
Updated by WirelessWire News編集部 on March 4, 2014, 14:31 pm JST
2014.03.04
Updated by WirelessWire News編集部 on March 4, 2014, 14:31 pm JST
TechCruchによると、フェイスブック(Facebook)がタイタン・エアロスペース(Titan Aerospace:以下、タイタン)というベンチャーの買収に動いているという。タイタンの開発するソーラー駆動の無人機を、自社などで進める「internet.org」の取り組みに活用し、携帯通信網の整わない新興市場で無線インターネット接続を提供するのが狙いではないかなどとされている。
[Titan Aerospace unveils the world's first solar-powered UAVs]
TechCruchによると、タイタンの無人機(Unmanned Aerial Vehicles、UAVs)はソーラーパネルを搭載し、高度2万メートルの高さを5年程度飛行し続けることが可能なものになるという。タイタンでは昨年8月にこの無人機(「Solara 50」「Solara 60」の2機種)の開発計画を発表した際、将来的に約1万1000機程度を製造する意向を明らかにしていたという。
フェイスブックは、昨年発足させた「internet.org」の取り組みを通じて、全世界にインターネット環境をもたらすことを目指している。また先月発表したワッツアップ(WhatsApp)の買収に関しても、新興地域へのサービス提供の重要性を強調していた。
なお、グーグル(Google)でも気球を使ったネット接続提供の取り組み「Project Loon」の実験をニュージーランドですでに始めている。
【参照情報】
・Facebook In Talks To Acquire Drone Maker Titan Aerospace - TechCrunch
・Facebook reportedly in talks for drone maker Titan Aerospace - CNET
・Almost orbital, solar-powered drone offered as "atmospheric satellite" - Ars Technica
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