中国のモバイル端末（スマートフォンおよびタブレット）の普及台数が昨年7億台を突破したとする調査結果が、モバイルアプリ関連の調査会社Umengから発表されている。

この調査によると、中国市場におけるアクティブなモバイル端末の台数は、2013年第4四半期末に7億台を突破し、同年第1四半期の3億8000万台からほぼ倍増したという。また価格帯別の割合は、150ドル未満が35％、150ｰ329ドルが22%、330-499ドルが16％、500ドル以上が27%となっており、500ドル以上する端末の約8割がiPhoneだったという。さらに、iPhoneを「Jailbreak」して使っているユーザーの割合は2013年はじめの30%から年末には13%まで減少したという。

Android端末のメーカー別シェアは、サムスン（Samsung）が24％、レノボ（Lenovo）とファーウェイ（Huawei）がそれぞれ8％、シャオミ（Xiaomi）が7％、HTCとクールパッド（Coolpad）がそれぞれ5％などとなっているが、機種別でみるとサムスンとシャオミの製品がベスト10を独占している。

このほか、モバイルアプリの利用については、150ドル以下の端末の利用者ではカジュアルなゲームや壁紙のアプリなどの利用が多かったものの、その他のユーザーではニュースからナビゲーション、ファイナンス、Eコマースまで多岐にわたるアプリが利用されているとの傾向も明らかにされている。

【参照情報】
・700m smartphones & tablets in China - Benedict Evans
・Report: China had 700 million active smart devices by end 2013, with 57 percent of them under $330 - TNW
・China Now Has 700M Active Smartphone Users, Says Umeng - TechCrunch