アリババ、株式公開は米国で - 早ければ4月にも上場申請へ
2014.03.17
Updated by WirelessWire News編集部 on March 17, 2014, 15:30 pm JST
2014.03.17
Updated by WirelessWire News編集部 on March 17, 2014, 15:30 pm JST
中国のEコマース最大手アリババ(Alibaba)が米国市場で新規株式公開(IPO)を行うことに決定したことが現地時間16日に明らかになった。時価総額が1500億ドルを超えるとする見方もあがっており、一昨年のフェイスブック以来の大型IPOになる可能性が高いという。
アリババは中国市場でシェア約80%を保有するEコマース最大手企業で、IPOを通じて150億〜160億ドル程度を調達する見通し。同社の株式は創業者らが約13%を、ソフトバンクが37%、米ヤフー(Yahoo)が24%をそれぞれ保有している。Reutersによれば、IPOの手続きはまもなく開始される見込み(ただし、Reuters、Bloomberg、New York Timesなどの先週の記事では、早ければ4月とされている)で、今年第3四半期にも上場が行なわれると見られる。
アリババは当初、香港市場への上場も検討していたが、同市場では種類株の発行を認めない方針を示していたことなどもあり、結局米国での上場をめざすことになったという。ただ、上場先がNASDAQかそれともNYSEになるかはいまのところ決まっていない。なお14日には、中国のマイクロブログサービス、ウェイボ(微博)が米国での株式公開を行い5億ドル程度の資金調達を行うことも明らかになっていた(推定時価総額は約50億ドル)
なおReutersによれば、アリババは現在シティグループ(Citigroup)、クレディ・スイス(Credit Suisse)、ドイツ銀行(Deutsche Bank)、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)、JPモルガン(J.P. Morgan)、モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)らの投資銀行のなかから主幹事の選定を進めているという。
【参照情報】
・Alibaba Said to Plan to File for U.S. IPO as Soon as April - Bloomberg
・Alibaba picks U.S. for IPO; in talks with six banks for lead roles - Reuters
・Alibaba Aims for an I.P.O. in New York - NYTimes
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