マイクロソフト、27日にiPad向けOfficeを発表か - 発表会にはナデラCEOが登場?
2014.03.18
Updated by WirelessWire News編集部 on March 18, 2014, 14:43 pm JST
2014.03.18
Updated by WirelessWire News編集部 on March 18, 2014, 14:43 pm JST
マイクロソフト(Microsoft)が今月27日に米サンフランシスコで報道陣向けのイベントの行うことが米国時間17日に明らかになったが、このイベントでiPad向けの「Office」が披露される可能性が高いとする見方を複数の媒体が伝えている。
マイクロソフトが以前からiPad向け「Office」の開発を進めてきていることは一部の媒体で再三報じられていた。ただし、iPad向けのネイティブアプリとしてOfficeを提供してしまうと「Windows OS」の売上に響きかねないとの懸念もあるとされ、昨年なかばに「Office for iPhone」がリリースされたものの、iPad版のほうは現在まで投入されずにきている。
マイクロソフト・ウォッチャーのマリー・ジョー・フォリー(Mary Jo Foley)氏によると、iPad向けのOfficeには「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」が含まれ、iPhone版と同様に有料サービス「Office 365」への登録が必要になる可能性が高いという。また同氏は、マイクロソフトでは現在このiPad向けの「Miramar」(開発コード名)とWindowsタブレット/PC向けOffice(開発コード名「Gemini」)の開発が進められているとした上で、iPad版がWindowsタブレットPC版よりも先に投入されることになる、としている。
同氏によると、スティーブ・バルマー(Steve Ballmer)前CEOらは以前、先にWindowsタブレット版のOfficeをリリースした上でiPad版を投入するとの考えをもっていたものの、昨年末にはこの考えを改め、iPad版のリリース時期について「発表の準備が整い次第」としていた。そのことから、それまで2014年秋口とされていたリリース時期が、今年前半まで繰り上がったという。
27日のイベントには、先月新CEOに就任したサトヤ・ナデラ(Satya Nadella)氏が登場し、自ら新製品を発表することになりそうだとする見方もある。またThe Vergeでは、同氏がCEO就任時に「モバイル・ファースト、クラウド・ファースト」という戦略の指針を示していたことから、このiPad版Officeの投入もその方向性に沿ったもの、あるいはその戦略を強調するための動きといった見方をしている。さらに同媒体ではiPad版Officeが、iPhone版と似たものになりそうだとも記している。
なお、マイクロソフトは4月2日から開発者向けイベント「Build」の開催も予定しており、こちらでは「Windows 8.1」や「Windows 9」についての話題が中心になる可能性が高いという。
【参照情報】
・Microsoft CEO Nadella may unveil Office on iPad on March 27 - ZDNet
・Microsoft Office for iPad will be unveiled this month - The Verge
・Microsoft CEO Nadella to Talk Mobile and Cloud at March 27 Event in San Francisco - Re/code
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