サムスン、携帯通信機能搭載のスマートウォッチ投入を検討か(Korea Herald報道)
2014.03.20
Updated by WirelessWire News編集部 on March 20, 2014, 16:17 pm JST
2014.03.20
Updated by WirelessWire News編集部 on March 20, 2014, 16:17 pm JST
サムスン(Samsung)が同社のスマートウォッチ「Gear 2」について、SIMカードを搭載し、単独で携帯ネットワークに接続できるバージョンのリリースを検討しているという。
Korea Heraldが情報筋の話として報じたところによると、サムスンは韓国の大手携帯通信事業者SKテレコム(SK Telecom)と協力しながら同バージョンの投入準備を進めているという。またこの製品は韓国国内限定でリリースされる見通しで、他の市場への投入については現段階では検討されていないという。
既存のスマートウォッチのほとんどは、スマートフォンとの連携を前提としており、メッセージなどの着信通知やアプリのダウンロードには、Bluetoothで接続したスマートフォンを使うようになっているものが多い。単独で携帯通信網に接続できるスマートウォッチであれば、スマートフォンがなくてもそうした機能を利用可能になるメリットが期待できる。いっぽう携帯ネットワークに接続するとなると、バッテリー消費量が大幅に増加するデメリットも考えられ、この話題に触れた各媒体ではバッテリ持続時間に関する懸念も指摘されている。
なお、サムスンは先ごろ「Gear 2」「Gear 2 Neo」向けのソフトウェア開発キット(SDK)をリリースしており、今後同社の端末向けとなる独自アプリが登場する可能性も出てきているという。
腕時計タイプの携帯電話は、過去にさまざまなメーカーが開発を手がけ、なかには発売されていた例もある。たとえばサムスンは2003年にSMS機能を持つ端末を発表(ただし、発売には至らなかった)。また2009年にはLGが「Watch Phone」という3Gネットワーク対応の携帯電話を発売した例もあった。
【参照情報】
・A standalone Samsung Gear could be a sign of things to come - CNET
・Samsung Said To Be Planning A SIM-Equipped Gear 2 Smartwatch - TechCrunch
・USIM-embedded Samsung Gear 2 to be released - Korea Herald
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