Jawbone UP、Fitbitなどの活動量計(アクティビティ・トラッカー)はこれから続々と各社から登場するスマートウォッチと左右の手首の陣取り合戦を繰り広げなければならない。
そんな中、サンフランシスコのスタートアップ、Flyfitは足首に装着するデバイスを作っている。アンクレットにした理由は単に先行する他社と手首で戦うことを避けたためではない。多くの活動量計はフィットネス目的で、歩行やランニングのほか、水泳や自転車走行を記録したいのだが、これらの運動を手首で測るのは不正確だということに創業者夫婦の夫人が気づいたのだ。
Flyfitはサイクリング、スイミング、ランニング、階段上りなどの足の動きを正確に計測するよう設計されていて、歩数や距離、自転車の走行距離やスピード、睡眠状態などを計測する。GPSなど一部の機能はスマートフォンとの連動で実現する。
先行するFitbitは、Forceという手首に装着するトラッカーが恐らくニッケルの金属アレルギーを引き起こし、今年に入ってから発疹や水ぶくれなどの皮膚炎が多数報告されている。Fitbitはそうした苦情に応えてForceの販売停止とリコールの実施を2月21日に発表している。
足首を狙うFlyfitはKickstarterで資金調達を行い、8月の発売開始を目指している(予約割引の89ドル200セットは完売)。5月にベータ版が出る予定。バンドの色は5色。スマートフォンとBluetoothで同期するとバッテリーは8時間。同期を外せば1週間。活動種別やバッテリー残量を表示するLEDパネルがある。
【参照情報】
・Kickstarterのページ
・Flyfit's fitness band attaches to your ankle for more accurate activity tracking
・Fitbit to recall Force wristband due to 'skin irritation'
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