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米NSAの情報収集活動に中国政府やファーウェイから非難の声

2014.03.25

Updated by WirelessWire News編集部 on March 25, 2014, 14:39 pm JST

米国家安全保障局(NSA)が、中国の大手通信機器メーカー、ファーウェイ(Huawei)やその他の中国企業、中国政府の省庁や要人などに対してスパイ活動を行っていたとする話は既報のとおりだが、この報道を受け、中国政府やファーウェイから非難の声や説明を要求する声が上がっているという。

まず、中国政府は現地時間24日、外交部の広報担当者が記者会見のなかで、今回の問題について「重大な懸念を抱いている」とし、米国政府による明確な説明と同様の行為の中止を求めたという。また欧州時間24日にオランダのハーグで行なわれた中国の習近平国家主席と米オバマ大統領との会談のなかでもこの問題が持ち出され、中国側の批判に対して米国側は、NSAの情報収集活動が「商業上の利益を目的としたものではない」「NSAは米国内の企業とは情報を共有していない」などと返答したという。

いっぽう、ファーウェイでグローバル・セキュリティー部門の責任者を務めるジョン・シュフォーク(John Suffolk)氏はReutersとのインタビューのなかで、同社と中国当局や人民解放軍との関係を改めて否定した上で、米NSAの情報収集活動に対して強い非難の姿勢を示したという。

NYTimesと独Der Spiegelが報じた今回の問題では、NSAが2009年からファーウェイを標的とした「Shotgiant」という監視プログラムを実施し、同社と中国人民解放軍とのつながりを探ろうとしていたという話が伝えられている。また、当時の胡錦濤首席や中国政府の対外貿易部門、中国国内の複数の銀行や通信事業者などに対しても、NSAはスパイ活動を行っていたという。

このうち、ファーウェイへのスパイ活動についてNSAは、同社と取引のある顧客リスト(1400件の顧客名を含む)や内部文書が盗み出したほか、経営幹部をはじめとする従業員の電子メールも不正にアクセスした疑惑がかけられている。また、ファーウェイ製品を動かすソフトウェアのソースコードを入手し、同社製品を導入する世界各国の通信網にアクセスできるようにすることもねらっていたとされている。

【参照情報】
China's Huawei condemns reported NSA snoopin - Reuters
China demands explanation from U.S. on Huawei spying report - Reuters
China demands answers from US over spying claims - Washington Post

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