米オバマ政権、NSAの通話情報収集を規制する新法案を提出へ
2014.03.26
Updated by WirelessWire News編集部 on March 26, 2014, 13:30 pm JST
2014.03.26
Updated by WirelessWire News編集部 on March 26, 2014, 13:30 pm JST
米国家安全保障局(NSA)が米国民による通話情報を大量に収集・保存していた問題で、オバマ政権が現行の情報収集プログラムの停止を求める法案の提出準備を進めているという。NYTimesなどが米国時間24日付けで報じた。
NYTimesによれば、新たな法案が議会を通過した場合、NSAによる米国民の通話関連情報の収集は終了され、各通信事業者側では通常の規定期間(最大で18か月)を超えて通話記録を保存する必要がなくなる。またNSAが特定の通話記録を調査する際には、裁判所命令を得た上で通信事業者から記録を取得することになるという。
オバマ大統領は今年1月に、NSAによる通話情報の収集・記録活動を停止させたい考えを示していた。またその際に、米司法省(Justice Department)などに対して、現行のやり方に代わる新たな計画を3月28日までに提出するよう指示していた。
なお、NSAやCIAによる情報収集をめぐっては、これらを規制するためのさまざまな法案が現在連邦議会などでも検討されているとNYTimesは記している。
【参照情報】
・Obama to Call for End to N.S.A.'s Bulk Data Collection - NYTimes
・Obama to set out proposal to end NSA's mass collection of phone data - Guardian
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