フェイスブック、「Connectivity Lab」立ち上げを発表 - 衛星や無人機、レーザー技術を利用したネット接続を研究
2014.03.28
Updated by WirelessWire News編集部 on March 28, 2014, 10:40 am JST
2014.03.28
Updated by WirelessWire News編集部 on March 28, 2014, 10:40 am JST
フェイスブック(Facebook)は米国時間27日、同社が主導する「Internet.org」の取り組みの一環として「Connectivity Lab」という新たな開発チームの立ち上げを発表した。衛星や無人機、レーザーなどを利用したインターネット接続技術の研究開発を進めていくという。
[Inventing the Future of Connectivity - Internet.org]
昨年8月に設立されたInternet.orgは、まだインターネットを利用していない世界の約3分の2(約50億人)の人々にネット環境を提供することを目標としている。またフェイスブックは、フィリピンやパラグアイなどでユーザーへの無料インターネット接続を提供するなど、新たな取り組みを行ってきている。Connectivity Labの研究は、こうした取り組みをさらに進めるものと同社のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)CEOは説明している。
同氏のブログによると、Connectivity LabにはNASAのジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory)やエイムズ研究センター(Ames Research Center)、米国立光学天文台(National Optical Astronomy Observatory)、ソーラー無人機メーカーのアセンタ(Ascenta)などの出身者が参加し、航空機や衛星を利用した新しいネット接続プラットフォームの開発を進めていくという。
フェイスブックについては先ごろ、同社がソーラー駆動の無人機を開発するタイタン・エアロスペース(Titan Aerospace)というベンチャーの買収交渉を進めているとする話も伝えられていた。
なお、グーグル(Google)でも新興地域にネット接続環境を提供するための取り組みとして、複数の気球を使ってインターネット網を構築する「Project Loon」を進めている。
【参照情報】
・Announcing the Connectivity Lab at Facebook -
・Facebook's Connectivity Lab is building drones, satellites and lasers to deliver Internet access - TNW
・Facebook's Connectivity Lab will develop advanced technology to provide internet across the world - GigaOM
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