クラウデラ、9億ドルの大型資金調達 - インテルが7億4000万ドル出資
2014.04.01
Updated by WirelessWire News編集部 on April 1, 2014, 12:53 pm JST
2014.04.01
Updated by WirelessWire News編集部 on April 1, 2014, 12:53 pm JST
商用のHadoopディストリビューションなどビッグデータ関連のソフトウェアを開発・販売する米クラウデラ(Cloudera)は現地時間31日、新たに9億ドルの資金を調達したことを明らかにした。
同社のプレスリリースによれば、9億ドルのうち7億4000万ドルをインテル(Intel)が出資し、その引き換えとしてクラウデラ株式の18%を取得(クラウデラの評価額は41億ドル)。残りの1億6000万ドルについては、グーグル・ベンチャーズ(Google Ventures)、T.ロウ・プライス(T.Rowe Price)、マイケル・デル(Michael Dell)氏のプライベートエクイティファンドなどが資金提供したという。
クラウデラは調達した資金の使い途について、インテルとの提携に関連するサポート強化や自社のエンタープライズ向けデータハブアーキテクチャのプロモーション、販売・サポート・エンジニアリングの海外展開の拡大などを挙げている。
なお、GigaOMでは、やはりHadoopベンダーのホートンワークス(Hortonworks)が先ごろ1億ドルの資金調達を完了していたことに触れながら、この分野で事業を拡大していくためには多額の資金が必要となっている、などと指摘している。
PCの売上が低迷するなか、インテルはデータセンター向けサーバー・チップ分野の取り組みに力を入れており、Internet of Things(IoT)などを含むビッグデータ関連のビジネス拡大が自社製品に対するニーズの呼び水となることを期待しているという。なお、Reutersではビッグデータ関連の市場が2017年に320億ドル規模まで成長するとするIDCの予測を紹介している。
【参照情報】
・Cloudera puts a number on its recent fundraising: $900M, mostly from Intel - GigaOM
・Intel invested $740 million to buy 18 percent of Cloudera - Reuters
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