マイクロソフト（Microsoft）が、同社のゲーム端末「Xbox」向けとして制作を進めているオリジナルテレビ番組の第一弾を今年6月にリリースする予定だとBloombergが米国時間7日に報じた。

ネットフリックス（Netflix）やアマゾン（Amazon）ではすでに昨年からオリジナルの動画コンテンツを製作・配信しており、マイクロソフトの動きはこれらに続くもの。同社が2012年にCBSから引き抜いたナンシー・テレム（Nancy Tellem）氏を中心にロサンゼルスの拠点でテレビ番組の開発を進めていることは広く知られており、これまでにスティーブン・スピルバーグ（Steven Spielberg）監督をプロデューサーに起用しての人気ゲーム「Halo」のテレビ化などの計画も明らかにされていた。

今回のBloomberg報道で目を惹くのは、マイクロソフトがあわせて6つのテレビ番組シリーズの制作に着手しており、そのほかに十数件のプロジェクトも進行中とされている点。このうち、第一弾となる「Every Street United」という番組はサッカーのワールドカップ開催にあわせて6月にもリリースされる予定で、Xboxの特徴を活かしたインタラクティブな機能が盛り込まれたものになるという。またその他の番組も、Xboxユーザーの中心となっている18-34歳のゲーム好きな男性をターゲットにしたものになるとされる。

なお、Varietyによると、昨年12月時点でXbox Liveの加入者数は約4800万人に、またXboxの累計出荷台数は約7200万台に達していたという。

[How XBox Is Taking on Netflix With Original Shows - Bloomberg TV]

【参照情報】
・Microsoft Goes Hollywood in Amazon-Like Programming Push - Bloomberg
・Microsoft turns to Seth Green, Sarah Silverman, and Michael Cera for Xbox shows - The Verge
・At Dealmakers breakfast, Tellem says Xbox isn't Netflix or Amazon but its 'own animal' - Variety