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Google Glassを仕事の場に - グーグル、「Glass at Work」プログラムをスタート

2014.04.09

Updated by WirelessWire News編集部 on April 9, 2014, 11:49 am JST

グーグル(Google)が米国時間8日に「Glass at Work」という開発者向けの新しいプログラムを開始した。メガネ型端末「Google Glass」の用途を拡大するためのこの取り組みでは、医療現場や防災救助といった仕事上での応用に加えて、スポーツ・チーム/アスリートによる導入なども支援していくという。

グーグルはこのプログラム開始を発表したブログのなかで、NHL(北米プロホッケーリーグ)のワシントン・キャピタルズがAPX Labsというサードパーティ開発者と提携して、観客向けのGlassを開発している例に触れている。このGlassでは、特定の選手のスタッツ(成績データ)やインスタント・リプレイなどの機能が実装されるという。またNew York Timesの記事には、Glassを着用して練習するNBAインディアナ・ペーサーズの選手の写真も掲載されている。こちらの例では、CrowdOpticが開発したシステムを使って、選手の目からみた映像をファンに配信することなどが想定されているという。

またRe/codeでは、ウェアラブル・インテリジェンス(Wearable Intelligence)というサードバーティが開発した医療現場向けや屋外作業員向けのGlassシステムの動画が紹介されている。このうち医療向けのものは、ボストンにあるBeth Israel Deaconessメディカルセンターで実験導入されているもので、救急医療に携わる医師が従来はコンピューターやタブレット端末で行っていたデータの確認などを、患者に注意を払いながらその場で行えるようになるという。またやはりウェアラブル・インテリジェンスがシュルンベルジェ(Schlumberger)向けに開発したシステムは油田開発やパイプライン敷設に関わる作業員用のもので、Glassを着用することで業務の安全性が高まるという。

そのほか、NYTimesでは、ノースカロライナ州の消防士が開発したGlassアプリや、ニューヨーク市警で実権が進んでいる警官向けのアプリについても紹介されている。


[Wearable Intelligence in Healthcare]


[Wearable Intelligence in Energy]

【参照情報】
At Google, Bid to Put Its Glasses to Work -
Google Glass at Work: It might be a better target than the consumer market - GigaOM
A Google Glass App That Would Be Hard for Even the Haters to Hate - Re/code

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