サムスン、2四半期連続の減益へ - スマートフォン関連の売上伸び悩み
2014.04.09
Updated by WirelessWire News編集部 on April 9, 2014, 12:40 pm JST
2014.04.09
Updated by WirelessWire News編集部 on April 9, 2014, 12:40 pm JST
サムスン(Samsung)が韓国時間7日、2014年1~3月期の業績(速報値)を発表したが、同期はスマートフォンや関連部品などの需要縮小や価格低下により、2四半期続けての減益になりそうだという。
WSJによると、サムスンの同期の営業利益は8兆2000億~8兆6000億ウォン(約78億ウォン~82億ドル)、また売上は51兆~55兆ウォンにそれぞれなる見込みで、前年の営業利益8兆7800億ウォン、売上52兆8700億ウォンを下回る可能性も高いという。WSJの集計したアナリスト予想は営業利益が8兆4000億ウォン、売上が54兆4000億ウォン。なお正式な決算発表は4月25日に行われる予定。
サムスンはスマートフォン最上位機種の最新モデル「Galaxy S5」を4月11日にリリースするが、同端末については先行機種との差別化要因が乏しいといった見方も出ている。また、韓国では現在、端末補助金規制への違反から大手携帯通信事業者3社に対し、順番に最新端末の一時販売を停止するよう指示が出ており、これが4~6月期の業績に悪影響を与える可能性もあるという。
Reutersでは、サムスンが「S5」の価格を前機種「S4」に比べて10%程度引き下げているとし、これを「価格を低めに抑えることで、販売台数を伸ばし、利益を確保するための動き」とする証券アナリストの見方が紹介されている。
【参照情報】
・Samsung Forecasts Decline in Operating Profit - WSJ
・Samsung Posts Second Straight Profit Drop on Lower Prices - Bloomberg
・Samsung Electronics shifts focus to costs, cheaper phones as first quarter profit seen falling - Reuters
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