サムスン（Samsung）が4月11日に全世界でリリースした最新フラッグシップスマートフォン「Galaxy S5」が、前モデルの「Galaxy S4」を上回る勢いで売れているとする話を同社のシニアバイスプレジデントであるユン・ハンキル（Yoon Han-kil）氏がReutersのインタビューのなかで明らかにした。

ハンキル氏は、現時点で具体的な数字を明かすことはできないとしながら、「S5」の売れ行きが「S4」よりも好調であること、販売台数がS4を大きく上回りそうなことを明らかにしたという。「S4」は発売から1か月で1000万台が販売されていた。サムスンはS5のリリースにあたり、S4よりも低い価格を設定したほか、米国では600ドル分相当の特典をつけるといった対策を講じている。また同時に販売を開始する市場の数を125か国とS4の2倍以上に増やしてもいるという。

いっぽう、「Tizen OS」を搭載するスマートフォンについては、今年第2四半期にハイエンド向けとミドルクラス向けの2機種がリリースされる予定があるという。Tizen端末は当初昨年中の投入が見込まれていたが、NTTドコモが2度にわたって発売を延期、また仏オレンジ（Orange）での取り扱いも宙に浮いた格好であることなどが伝えられていた。

【参照情報】
・Samsung executive says Galaxy S5 to outsell S4, sees second quarter rollout for Tizen phone - Reuters
・Samsung to launch at least two Tizen smartphones in Q2 - ZDNet
・Samsung VP tips high-end Tizen phone, new form factor for Galaxy Note - GigaOM