アップル（Apple）が今年リリースするとみられる「iOS 8」で、流れている楽曲の曲名を検索する機能が同OSに組み込まれる可能性があるという。情報筋の話としてBloombergが米国時間16日付で報じた。

Bloombergによれば、アップルはシャザム・エンターテイメント（Shazam Entertainment ）と協力し、「iOS 8」への音楽検索機能の統合を進めているという。シャザムが提供しているアプリは、流れている曲のメロディーを聴き取り、それを手がかりに曲名を検索することが可能で、すでにアクティブユーザーの数は推定9000万人以上とされている。

また音楽検索機能と音声アシスタント機能「Siri」の組み合わせも考えられ、これが実現した場合には「今流れている曲は何？」（what song is playing）」と訊ねることで曲名を調べられるようになるという。

「iOS 8」についてはいまのところ、地図アプリの改良やモバイルヘルスケア関連の機能開発の可能性が噂になってきている。アップルは米国時間6月2日から開催する開発者向けカンファレンス「Worldwide Developers Conference」（WWDC）で新OSを披露すると見られている。

【参照情報】
・Apple Said to Prepare Song-ID Feature for IPhone Software - Bloomberg
・Apple reportedly integrating Shazam song detection into iOS - The Verge
・Apple to partner with Shazam for song recognition in iOS 8, report says - Apple Insider