アップル、医療テクノロジー分野の人材採用を積極化(Reuters報道)
2014.05.07
Updated by WirelessWire News編集部 on May 7, 2014, 13:41 pm JST
2014.05.07
Updated by WirelessWire News編集部 on May 7, 2014, 13:41 pm JST
アップル(Apple)が医療・ヘルスケア分野の新規事業に関心を寄せているとする話は既報の通りだが、同社がこの分野の人材採用を積極的に進めているとする話を米国時間5日付のReutersが報じている。
Reutersでは、アップルが医療テクノロジーの著名な専門家を少なくとも6人ほど採用しているとする話や、ほかにも医療分野のプロフェッショナルやハードウェアのエキスパートを複数採用しているとする情報筋の話を紹介している。また採用された人材の多くがセンサー技術関連の専門知識を持っているなどとも記されている。
アップルのティム・クック(Tim Cook)CEOは、2014年中に新分野の製品を市場に投入する考えを以前から明らかにしてきている。対象分野の候補としては、スマートウォッチ「iWatch」などのウェアラブル端末分野が有力とされる。また同社がモバイルヘルスケア関連機能に力を入れた次期OS(iOS 8)の開発を進めており、そのなかにスマートフォン/スマートウォッチなどと連動する「Healthbook」というヘルスモニタリング用アプリ/プラットフォームが含まれるとする可能性も浮上していた。
Reutersでは今回、アップルがヘルスケア分野の総合的なサービスプラットフォーム構築を視野に入れているとするあるモバイルヘルス関連企業の幹部の話を紹介。またさまざまなサードパーティ企業がソフトウェアやハードウェア、モバイル医療アプリなどを提供できるappストアのようなプラットフォームを作ることをアップルが目指しているとする業界関係者の予想などにも触れている。
【参照情報】
・Apple on medical tech hiring spree, a possible hint of iWatch plans - Reuters
・Apple continues medical hiring spree ahead of rumored 'iWatch' - The Verge
・Apple hiring efforts point to medical tech integration - CNET
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