世界のインターネットユーザー数、今年末には30億人に(ICT予想)
2014.05.08
Updated by WirelessWire News編集部 on May 8, 2014, 12:36 pm JST
2014.05.08
Updated by WirelessWire News編集部 on May 8, 2014, 12:36 pm JST
国際電気通信連合(International Telecommunications Union、ICT)は、米国時間5日に発表した世界のインターネット普及状況に関する最新レポートのなかで、インターネットユーザーの総数が今年末までに30億人に達することなど、さまざまな予想を明らかにしている。
ICTのレポートによれば、世界のインターネットユーザー数は年末までに30億人(世界人口の約40%)に達する見込みで、そのうち発展途上国のユーザーが約3分の2を占めるという。また地域別のネット利用者の割合は、欧州が4人に3人、米国が3人に2人、アジア・オセアニアが3人に1人、アフリカが5人に1人になる見通しという。
いっぽうモバイルブロードバンドの普及については、今年末までに利用者が合計23億人に達する見込みで、その55%は発展途上国のユーザーになるという。とくに成長が著しいのはアフリカで、2014年の増加率は20%に達するとされている。それに対し、有線ブロードバンドの普及ペースは遅れ気味で、今年末までの普及率は世界全体で10%、またアフリカでは0.5%以下にとどまるという。
このほか、世界の携帯電話加入者数は年末までに70億人に達し、そのうち発展途上国のユーザーが75%を占めるいっぽう、固定電話は加入者減少が続き、今年末には2009年比で1億人少なくなるという。
なお、シスコシステムズ(Cisco Systems)が行った別の調査によれば、世界中でインターネットに接続できる端末の数は100億台を突破しており、2020年には500億台に達するとの予想も出されている。
【参照情報】
・Internet well on way to 3 billion users, UN telecom agency reports - ICT(United Nation)
・The internet will have almost 3 billion users by the end of the year, UN report says - The Verge
・World to have 3B online users, majority in APAC - ZDNet
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