グーグルに早くもリンク削除依頼 - 欧州で「忘れられる権利」支持の判断を受けて
2014.05.15
Updated by WirelessWire News編集部 on May 15, 2014, 12:50 pm JST
2014.05.15
Updated by WirelessWire News編集部 on May 15, 2014, 12:50 pm JST
欧州司法裁判所が現地時間13日に、検索結果ページに表示される個人情報へのリンクをめぐって下した判断を受け、グーグル(Google)に対してさっそくリンクの削除を求める依頼が寄せられていると、Reutersなどが報じている。
同裁判所の判断は、個人のプライバシー侵害につながりかねない情報へのリンクを検索結果ページから外すよう、個人が検索サービスに要請できるとするもので、欧州28か国の市民が対象となる。グーグルでは現在、大量の削除依頼が寄せられる可能性を想定しつつ、同社がオフィスを開設していない地域からの要請も含めて依頼に対処できるよう、社内体制を整えようとしているところで、まだ具体的な対処方法等については検討中だという。
今回の判断では、グーグルをはじめとする検索サービス事業者が個人からの削除依頼に応じなかった場合、EU各国の政府や行政当局は申し立てがあった情報へのリンク削除を検索サービス事業者に強制することも可能になるという。ただし、削除要請を受けるべきかあるいは断るべきかという点については明確な基準は提示されていない。
【参照情報】
・Google gets take-down requests after European court ruling: source - Reuters
・Google gets 'right to be forgotten' requests hours after EU ruling - Telegraph UK
・Google Gets Search Take-Down Requests After European Court Ruling - NBC News
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