Twitter、音楽共有サービス「SoundCloud」の買収を検討か(Re/code報道)
2014.05.20
Updated by WirelessWire News編集部 on May 20, 2014, 13:18 pm JST
2014.05.20
Updated by WirelessWire News編集部 on May 20, 2014, 13:18 pm JST
ツイッター(Twitter)が音楽共有サービスのサウンドクラウド(SoundCloud)買収を検討しているとする情報筋の話を、Re/codeが米国時間19日に報じた。実現すればツイッターにとって過去最大の買収案件となる可能性があるという。
サウンドクラウドはベルリンに本拠地を置く音楽サービスで、「音楽に特化したYoutube」と喩えられることも多い。同サービスでは、ユーザーがアップロードした音楽ファイルをストリーミング再生したり、ダウンロードすることが可能で、インディーズのミュージシャンやDJなどを中心に利用が広がっている。また、同サービスはツイッター上での音楽ストリーミングサービスへのリンク数でスポティファイ(Spotify)などの他のサービスをおさえてトップに立っているという。
サウンドクラウドによれば、2007年にスタートした同サービスのユーザー数は2013年10月時点で2億5000万まで増加。また同社が今年はじめに6000万ドルを資金調達した際には、推定7億ドルの評価額が付けられていたという。
ツイッターは2012年に、やはり音楽関連サービスのWe Are Hauntedを買収。また昨年には独自の音楽アプリをリリースしていたが、ユーザーの反応は芳しくなく、今年3月には同アプリの提供を終了していた。
Re/codeでは、ツイッターによるサウンドクラウド買収の可能性について、新たなユーザー層を掘り起こすきっかけに成り得るとするいっぽう、サウンドクラウドが現状大手音楽レーベル各社とライセンス契約を結んでいない点に触れて、買収実現をきっかけに正式な契約締結に向けたプレッシャーが高まるとも指摘している。
【参照情報】
・Twitter Is Considering a Deal to Buy SoundCloud - Re/code
・Twitter reportedly considering a bid to buy SoundCloud - GigaOM
・Twitter Reportedly Aims To Make Some Noise With A SoundCloud Bid - ReadWrite
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