アップルとサムスンとのモバイル端末特許訴訟、和解の兆し見えず
2014.05.21
Updated by WirelessWire News編集部 on May 21, 2014, 12:35 pm JST
2014.05.21
Updated by WirelessWire News編集部 on May 21, 2014, 12:35 pm JST
世界各国でモバイル端末関連の特許訴訟を続けているアップル(Apple)とサムスン(Samsung)の両社は、いっぽうで米連邦裁判所の指示のもと、和解に向けた話し合いも進めている。しかし、この和解交渉が順調に進んでいないことが両社の最新の進捗報告から明らかになった。
両社は先ごろ、この和解交渉に関する最新の報告を連邦裁判所に提出。この書類のなかで両社の法律顧問は、「これまでの和解交渉が失敗に終わっている」とし、さらに「相手企業の行動が和解をより困難にしている」と互いを非難しているという。
たとえばアップル側は、サムスン弁護団のジョン・クイン(John Quinn)弁護士がメディア関係者の前でアップルのことを「jihadist(ジハーディスト、聖戦主義者)」と呼び、同特許訴訟を「Apple's Vietnam(アップルのベトナム)」と表現したなどと同氏を非難。また、サムスンが特許ライセンス料の支払いや製品の販売停止などの措置に合意しない限り、アップルが和解協議に応じることはなく、両社の和解は不可能であるとしたという。
いっぽうサムスン側でも、アップルが同社に対して和解協議が始まる前の段階から過剰な妥協を求めていると主張。同社の法律顧問の一人であるマイケル・ファツィオ(Michael Fazio)氏は同報告の中で「アップルが一方的な前提を設定して、問題解決の障害を作ろうとしている」と述べているという。
アップルとサムスンの和解交渉に関しては、今年2月にアップルのティム・クック(Tim Cook)CEOやサムスンの携帯端末部門を率いるシン・ジョンキュン(Shin Jong-Kyun、J.K. Shin)氏ら両社幹部が出席する協議が開かれていた。また、その後には両社の代表の電話による会談も行なわれていたが、いずれも物別れに終わったとされている。
なお、スマートフォン関連の特許訴訟では米国時間16日、アップルとグーグル(Google)傘下のモトローラ(Motorola)が、2010年から続いていたすべての訴訟を取り下げることで合意していた。両社は、相互ライセンス契約の締結には至らなかったものの、今後特許改革に関連する一部分野で協力していくことを表明していた。
【参照情報】
・Apple, Samsung Blame Each Other for Lack of Settlement - Bloomberg
・Apple cites 'jihadist' and 'Vietnam' insults as Samsung settlement hope fades - The Verge
・Apple and Samsung struggle to find patent peace, even after Google truce - GigaOM
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