WirelessWire News Technology to implement the future

by Category

グーグルが首位、アップルは2位に後退 - 世界の企業ブランド価値ランキング

2014.05.22

Updated by WirelessWire News編集部 on May 22, 2014, 19:56 pm JST

WPPグループのマーケティング関連会社ミルワード・ブラウン(Millward Brown)がまとめた世界の主要企業に関するブランド価値ランキング「BrandZ Top 100」の2014年版で、昨年まで3年連続で首位だったアップル(Apple)が2位に後退、代わってグーグル(Google)が首位の座についている。

グーグルのブランド価値は前年から40%増加して1590億ドル、いっぽう2位に転落したアップルのブランド価値は前年から20%減の1480億ドル。また3位以下は、3位IBM(同1080億ドル)、4位マイクロソフト(同900億ドル)、5位マクドナルド(同85億ドル)と、上位5社中テクノロジー関連企業が4社を占めている。

100社中もっとも順位を上げたのは、「QQ」や「WeChat」などのサービスを提供する14位の中国テンセント(Tencent)で、ブランド価値は前年比97%増の532億ドル。いっぽう、ソーシャルネットワーク最大手のフェイスブック(Facebook)はブランド価値が前年比68%増の357億ドルで21位、またツイッター(Twitter)は同140億ドルで71位、リンクトイン(LinkedIn)は120億ドルで78位などとなっている。

このほか、小売分野ではアマゾン(Amazon)がトップでブランド価値640億ドル(前年比41%増加)、2番手にウォルマート(Walmart、同350億ドル)、3番手にホームデポ(The Home Depot、221億ドル)。またアパレル分野では、ナイキ(Nike)がトップでブランド価値246億ドル、2番手にザラ(Zara、同231億ドル)、3番手にH&M(同155億ドル)などとなっている。

「BrandZ Top 100」のレポートでは、アップルが2位に後退したことについて、同社のイノベーションが停滞気味にあるとみなされつつあると指摘。それに対し,グーグルはウェアラブル端末「Google Glass」や、マップ、決済、ソーシャルメディアなどの各分野での取り組みが評価されたとしている。また、同調査によれば、100社中もっとも多かったのはテクノロジー関連企業で29社であったが、昨年もっとも成長率が高かったのはアパレル関連企業で上位10社の成長率が平均29%であったという。

【参照情報】
Google Beats Apple in List of World's Most Valuable Brands - AdWeek
Study: Google Takes The Lead As World's Most Valuable Brand While Apple Drops To #2 - Marketing Land
Google overtakes Apple as world's most valuable brand for 2014 - The Verge

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら

RELATED TAG