JALとNTT東日本、訪日観光客向けに無料Wi-FiのIDなどをオンライン提供
2014.06.16
Updated by Naohisa Iwamoto on June 16, 2014, 21:13 pm JST
2014.06.16
Updated by Naohisa Iwamoto on June 16, 2014, 21:13 pm JST
日本航空(JAL)とNTT東日本は2014年6月16日、訪日外国人観光客に向けた無料Wi-Fiサービスの提供施策で提携すると発表した。NTT東日本が提供するWi-Fiサービス「光ステーション」で利用できる無料Wi-FiサービスのIDとパスワードを、JALのWebサイトで事前にオンライン提供するというもの。訪日需要の喚起と外国人観光客の利便性向上を狙う。
訪日する外国人観光客向けには、空港や駅、コンビニエンスストアなどで無料公衆Wi-Fiサービスの提供、整備が進んでいる。今回、JALとNTT東日本が手を組んだことにより、東日本エリアで4万6000カ所(2014年5月31日時点)のスポットを持つ「光ステーション」が訪日外国人観光客にも手軽に無料で使えるようになる。海外発日本行きのJAL便航空券の購入顧客に対して提供する施策である。
JAL便航空券を購入した顧客は、JAL海外地区Webサイトに6月下旬以降に順次掲出される「NTT EAST free Wi-Fi」といったバナーをクリックすることで、IDとパスワードの取得方法が解説される。手順に従って操作することで、IDとパスワードが得られる。当該のIDとパスワードで、光ステーションに14日間無料で接続が可能になる。
これまで、訪日観光客向けの無料Wi-Fiサービスを利用するためには、来日後に観光案内所などでIDとパスワードを記載したカードなどを受け取る必要があった。今回のJALとNTT東日本の施策により、海外でIDとパスワードをオンライン取得できるようになり、利便性が向上する。
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