サムスン、VRヘッドセットの開発でオキュラスと協力(Engadget報道)
2014.06.02
Updated by WirelessWire News編集部 on June 2, 2014, 14:08 pm JST
2014.06.02
Updated by WirelessWire News編集部 on June 2, 2014, 14:08 pm JST
サムスン(Samsung)がバーチャルリアリティ(VR)用ヘッドセットの開発で、フェイスブック(Facebook)が今年3月に買収した新興企業、オキュラス(Oculus)と技術の相互提供を行っているという。米国時間30日付のEngadgetが報じている。
Engadgetは、両社の協力について、オキュラスがサムスンにVR用のモバイルソフトウェア開発キットを早期提供するいっぽう、サムスンはオキュラスに次世代の有機ELディスプレイ(OLED)を最初に提供することになっているとしている。サムスンはVRヘッドセット関連の開発に投資する時間や資金を節約でき、オキュラスでも現行製品より高解像度のディスプレイをいち早く製品に搭載することが可能になるメリットがある。
また、サムスンが開発中のVRヘッドセットはスマートフォンを嵌めこんでディスプレイ代わりに利用するものになる見込みで、同社の最新フラッグシップ端末「Galaxy S5」や今後リリースされる端末が同ヘッドセットに対応する予定だという。そのほか、同ヘッドセットについて、音声やジェスチャー、ゲーム用コントローラー経由の操作が可能になるという話や、携帯電話の背面カメラを利用したAR(拡張現実)機能を搭載する可能性も指摘されている。
スマートフォンを利用したVRヘッドセットとしては、オキュラスのほかにドゥロヴィス(Durovis)やブルーギンバル(BlueGimbal)など複数の企業が開発や製品リリースに向けた準備を進めている。また、「360cam」などの端末を使うことでVRヘッドセット向けメディアコンテンツの製作も簡単にできるようになるという。
【参照情報】
・Samsung is working with Oculus on a media-focused VR headset - Engadget
・Samsung Oculus VR headset: neat, but not unique - SlashGear
・Report: Samsung is building a virtual reality headset with Oculus' help - GigaOM
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