グーグル、「Project Tango」の3Dマッピング対応タブレットを発表
2014.06.06
Updated by WirelessWire News編集部 on June 6, 2014, 14:06 pm JST
2014.06.06
Updated by WirelessWire News編集部 on June 6, 2014, 14:06 pm JST
グーグル(Google)の先進技術・プロジェクト(Advanced Technology and Projects、ATAP)グループが進める「Project Tango」で、3Dマッピング技術に対応するタブレットの開発が進んでいるという話は既報のとおりだが、この製品のプロトタイプが米国時間5日に発表された。
[Project Tango Tablet Development Kit]
この新たなタブレット端末は、グーグルがチップメーカーのエヌヴィディア(Nvidia)の協力を得て開発したもので、Android OS(ver4.4 KitKat)で動作し、7インチのディスプレイ、クァッドコア「Tegra K1」プロセッサー、4GBのRAM、128GBのストレージなどを搭載。また、既報のとおり、モーショントラッキング用のカメラや深度センサー、マッピング用ソフトウェアが内蔵され、周囲の環境や対象物をリアルタイムで3Dスキャン・マッピングできるという。
グーグルは、同タブレットを今年中に開発者向けに販売する予定。価格は1024ドルで数千台の限定販売になるという。
「Project Tango」では、今年2月にプロトタイプ版のスマートフォンが公開されており、このときは同様のセンサーを搭載したAndroidスマートフォンが200台限定で配布されていた。
3Dマッピング技術に対応する端末は、ナビゲーションや没入型のゲームなど、さまざまな用途での活用が検討されている。また、グーグルは同技術を利用したさまざまなアプリケーションの開発を開発者らに促しており、このなかには、家具を購入前に室内に仮想配置するようなアプリのような例も上がっているという。
3D分野では、今年3月にフェイスブック(Facebook)がバーチャルリアリティ端末「Rift」を開発するオキュラス(Oculus)を20億ドルで買収する計画が発表され、こちらも大きな注目を集めていた。
[Say hello to Project Tango!]
【参照情報】
・Google reveals tablet that can sense the world in 3D - The Verge
・Google's secretive 3D-mapping project now has a tablet: here it is - Engadgert
・Google Unveils Tablet With 3-D Tools for Project Tango - Bloomberg
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