ツイッター(Twitter)は米国時間5日、ネイティブ広告技術関連のネモ・メディア(Nemo Media)を買収したことを発表。昨年10月のMoPub買収に続くモバイル広告関連の買収となる。
ネモ・メディアは2013年に3人の元グーグル社員が創業したスタートアップで、モバイル端末向けのネイティブ広告プラットフォームを開発。同社はこれまで、アンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)やグーグル・ベンチャーズ(Google Ventures)といったベンチャーキャピタルから約190万ドルの投資を集めていた。
今回の買収額や条件については明らかになっていないが、WSJ記事には買収額が1億ドル以下とする情報筋が記されている。
ネイティブ広告は、従来のバナー広告やポップアップ広告よりも効果的とされ、ここ数年期待を集める広告商品。フェイスブック(Facebook)やインスタグラム(Instagram)、ピンタレスト(Pinterest)などのソーシャルネットワークサイトでも同様の広告が導入されはじめており、ツイッターも一部ですでに導入済み。同社は今後、昨年買収したMoPubと組み合わせることで、モバイルアプリ向けのネイティブ広告を提供していくと見られている。
【参照情報】
・Twitter Buys Native Ad Specialist Namo Media - WSJ
・Twitter to Buy Namo Media to Bolster Mobile-Ad Reach - Bloomberg
・Twitter acquires native ad company Namo Media - GigaOM
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら