世界のネットトラフィック、2018年には1.6ゼタバイトに(シスコ予測)
2014.06.11
Updated by WirelessWire News編集部 on June 11, 2014, 13:02 pm JST
2014.06.11
Updated by WirelessWire News編集部 on June 11, 2014, 13:02 pm JST
シスコシステムズ(Cisco Systems)は米国時間10日、世界のインターネット・トラフィックに関する年次調査「Visual Networking Index(VNI)」の最新版を発表。それによると、世界のIPトラフィックは2018年に1.6ゼタバイトまで増加し、また同年にはIPトラフィック全体の79%が動画コンテンツになるという。
同調査によれば、2018年時点での世界のインターネット利用者数は、世界人口の52%にあたる40億人まで拡大。各ユーザーが保有するインターネット接続端末数は、2013年の1.7台から2018年には2.7台まで増加の見込み。また、IPトラフィックについては動画の占める割合が2013年の65%から2018年には79%まで増加するという。
月間IPトラフィックは、2013年の15エクサバイトから、2018年には37エクサバイトまで増加。有料テレビやオンデマンドビデオの配信などを含めた動画コンテンツによるトラフィックは全体の84%にまで拡大するという。
いっぽう、ブロードバンドの接続速度については、世界平均が現在の16Mbpsから2018年には42Mbpsまで向上するいっぽう、日本と韓国では平均通信速度が100Mbpsに達する見込み。また、インターネットアクセス端末の内訳では、2013年時点で全体の33%であったモバイル端末が2018年には57%まで増加、
またタブレットやスマートフォン、M2M関連のデバイスの数が大きく伸びると予想されている。
このほか、2018年時点で
などの予想も出されている。
【参照情報】
・Visual Networking Index (VNI) - Cisco Systems
・Cat Videos, Binge TV Watching Will Account for 84 Percent of Internet Traffic, Cisco Says - Re/code
・Surprise! Cisco data says we still use a lot of broadband (mostly for video) - GigaOM
・Cisco says mobile, video streaming will drive global IP growth - ZDNet
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