アマゾン、米国でプライム会員向けの音楽ストリーミングサービスを開始
2014.06.12
Updated by WirelessWire News編集部 on June 12, 2014, 17:05 pm JST
2014.06.12
Updated by WirelessWire News編集部 on June 12, 2014, 17:05 pm JST
アマゾン(Amazon)が米国時間12日に「Prime Music」という音楽ストリーミングサービスを開始した。登場が噂される同社製スマートフォン端末の発表に向けた動きなどと伝えられている。
NYTimesによると、アマゾンのPrimeサービス会員(年間会費99ドル)向けに無料で提供される同サービスは、スポティファイ(Spotify)やラプソディ(Rhapsody)、ビーツミュージック(Beats Music)などと競合するものという。同サービスのウェブサイトには、「スマートフォン、タブレット、コンピュータで利用可能」("Listen from your phone, tablet, and computer.")との説明書きもある。
ただし、楽曲のライセンス契約については、現時点でソニー(Sony)およびワーナーミュージック(Warner Music)としか交渉がまとまっておらず、最大手のユニバーサルミュージック(Universal Music)との契約はこれから。また各レーベル会社の最新楽曲(発売から6か月までのもの)もカタログに含まれていないため、楽曲数では競合他社のサービスに及ばない、などとNYTimesは記している。
アマゾンの音楽ストリーミングサービスについては、約半年前から各レーベルとのライセンス交渉が始まっていることが報じられていた。ただし、アマゾン側の提示額がレーベル側の要求と折り合わず、交渉が遅れているとする話も出ていた。
なお、同社は米国時間18日にシアトルで新製品発表会を行うことを明らかにしており、この発表会では、同社が開発中とされる独自スマートフォンが披露されるとみられている。
【参照情報】
・Over a million songs and hundreds of playlists. - Amazon
・Amazon launches streaming music service for Prime members - The Verge
・Amazon Said to Be Close to Unveiling Music Streaming Service - NYTimes
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