ファーウェイ、米消費者向けのオンライン直販サイト立ち上げ
2014.06.13
Updated by WirelessWire News編集部 on June 13, 2014, 16:56 pm JST
2014.06.13
Updated by WirelessWire News編集部 on June 13, 2014, 16:56 pm JST
中国の大手携帯通信機器/モバイル端末メーカー、ファーウェイ・テクノロジーズ(Huawei Technologies;以下,ファーウェイ)が、米国向けのオンライン直販サイト「GetHuawei.com」を12日(米国時間)に公開した。米国市場における同社ブランドの認知度向上などが主なねらいとされている。
ファーウェイは2013年に合計4880万台のスマートフォンを出荷し、出荷台数ベースでは世界第3位のメーカーとなっている。またここ数年はAndroid OS搭載のハイエンド製品なども開発・投入してきているものの、米国では依然として通信キャリアブランドで販売される製品が中心で、とくにアップル「iPhone」とサムスン「Galaxy S」が強いとされる同市場では、「Ascend」シリーズの製品に対する携帯通信各社の反応などもいまひとつの状態という。
ファーウェイの米国幹部はThe Vergeに対して、「欧州では約1年半をかけて自社ブランド製品の認知度向上に取り組み、携帯通信事業者に受け入れてもらえる状況をつくった」「(サムスンなどが多額の広告費を投じている米国では)、まずはオンラインでの草の根的な取り組みから、マーケティングを始めることにした」などと説明している。
GetHuawei.comはいまのところ、ファブレット端末「Ascend Mate2」(SIMロックなしで299ドル)のみが掲載・販売されている状態だが、同社では今後品揃えを拡充していくとしている。またオンラインでの取り組みと平行して、携帯通信事業者各社経由の製品販売にも力を入れていく考えも示されている。このことから、この直販サイトはあくまで「ショーウィンドウ」的な位置付けのものともいえそうだ。
【参照情報】
・Can this Chinese phone giant make it in America? - The Verge
・Huawei goes directly to consumers with Ascend Mate 2 phone - CNET
・Huawei goes it alone in the US with a direct-sale, unlocked $299 phone - GigaOM
・Huawei Looks to Sell New Phablet Direct to U.S. Consumers. Good Luck With That. - Re/code
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