アップル、タグ・ホイヤーから幹部引き抜き - iWatch販売責任者に起用か
2014.07.07
Updated by WirelessWire News編集部 on July 7, 2014, 14:24 pm JST
2014.07.07
Updated by WirelessWire News編集部 on July 7, 2014, 14:24 pm JST
アップル(Apple)のスマートウォッチ(「iWatch」)開発については、これまでその機能や発売時期などさまざまな噂が報じられてきているが、このほどスイスの高級時計メーカー、タグ・ホイヤー(TAG Heuer)出身の幹部が同端末の開発チームに加わったという話がCNBCで米国時間4日に伝えられた。
これはタグ・ホイヤーの親会社であるLVMHグループで時計部門を率いるジョン・クラウデ・ビーバー(John-Claude Biver)氏がCNBCに明かしたもの。ビーバー氏によれば、アップルが引き抜いたのはタグ・ホイヤーのセールス・ディレクターとのこと。またこれに関して、9to5Macでは、アップルに引き抜かれた幹部がタグ・ホイヤーでセールス&リテール部門のバイスプレジデントだったパトリック・プルニエ(Patrick Pruniaux)氏という人物だとする情報筋の話を紹介している。
CNBCでは、アップルがプルニエ氏の採用により、同社のスマートウォッチに「Swiss made(スイス製)」の看板を付けて売り出したい考えだとする調査会社バーンスタイン(Bernstein)アナリストの話を紹介。また、9to5Mac記事には、アップルがタグ・ホイヤーの他の従業員の引き抜きも狙っていたとする情報筋の話もみられる。
アップルのiWatch開発に関しては、これまでナイキのジェイ・ブラーニック(Jay Blahnik)氏、医療端末メーカーのバイタル・コネクト(Vital Connect)出身のラヴィ・ナラシムハン(Ravi Narasimhan)氏、同じく医療端末メーカーのマシモ・コーポレーション(Masimo Corporation)出身のマイケル・オレイリー(Michael O'Reilly)氏などがフィットネスや医療関連の専門家として同社に引き抜かれたことが明らかになっている。また、最近ではバスケットボールプレイヤーのコービー・ブライアント(Kobe Bryant)などのプロスポーツ選手が同端末のテストに協力しているという話も伝えられていた。
【参照情報】
・Apple poaches Swiss watch exec for iWatch launch - CNBC
・Apple hires Patrick Pruniaux, VP of Tag Heuer Sales and Retail, for iWatch marketing - 9to5 Mac
・Apple lures executive from luxury Swiss watch maker to beef up its iWatch team - GigaOM
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