旅客機搭乗時には電子機器の充電を忘れずに - 米国土安全保障省、テロ対策を強化
2014.07.08
Updated by WirelessWire News編集部 on July 8, 2014, 11:01 am JST
2014.07.08
Updated by WirelessWire News編集部 on July 8, 2014, 11:01 am JST
米国土安全保障省の運輸保安庁(Transportation Security Administration:以下、TSA)は現地時間6日、欧州やアフリカ、中東の一部の空港から米国へ向かうフライトに関し、充電されていない携帯電話やその他の電子機器の持ち込みを禁止する新たな措置を取ると発表した。
この措置はアラビア半島で活動するアルカイーダや関連する組織などによる航空機テロへの防止策として打ち出されたもの。TSAでは携帯電話やタブレット、ラップトップなどの電子機器が爆弾として利用されることを防ぐためとしているという。
この結果、今後一部の空港では旅行者が出国検査に際して電子機器の電源を入れるよう求められることがある。また、端末が充電がされていない場合には追加の検査実施や当該端末の機内への持ち込み禁止の可能性もあるという。なお、TSAでは旅行者の靴に関しても新たに綿密な検査を行うことを明かしている。そのほか、NBC Newsではアップル(Apple)の「iPhone」やサムスン(Samsung)の「Galaxy」シリーズなどのスマートフォンは追加の検査を受けることを求められるとしている。
現在、欧州・アフリカ・中東から米国への直行便がある空港は250箇所に上るというが、TSAは新たな電子機器の検査を行う具体的な空港については明かすつもりはないとしているという。
【参照情報】
・TSA blocking uncharged mobile devices from flights at some international airports - The Verge
・U.S. Tightens Security on Electronics at Overseas Airports - NBC News
・TSA: SOME ON US-BOUND FLIGHTS MUST TURN ON PHONES - AP
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