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100億ドルはいくらなんでも — スポティファイ買収を断念したグーグル(WSJ報道)

100億ドルはいくらなんでも — スポティファイ買収を断念したグーグル(WSJ報道)

Updated by WirelessWire News編集部 on July 23, 2014, 12:48 pm JST

WirelessWire News編集部 WirelessWire News編集部

グーグル(Google)が昨年、音楽ストリーミングサービス大手のスポティファイ(Spotify)買収を目指して同社と交渉を進めていたものの、条件が折り合わず結局これを断念していたという。情報筋の話としてWSJが米国時間22日に報じている。

WSJによれば、グーグルでは、今年2月にYouTubeのCEOになったスーザン・ウォジスキ(Susan Wojcicki)氏がスポティファイの買収を強く望んでいたという。しかし、スポティファイ側の要求額が高かったことや、グーグルのラリー・ペイジ(Larry Page)CEOが定額制のサービスにあまり関心を示さなかったことなどから、結局この交渉はまとまらずに終わったという。

スポティファイには、最新の資金調達ラウンドで40億ドルという評価額がついていたが、関係者によれば同社の要求額は100億ドル以上であったという。

グーグルは昨年12月、米証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)への提出書類のなかで、評価額40億〜50億ドルの外国企業の買収を目指していたものの、結局これを断念していたことを明かしていたとWSJは記している。

いっぽうRe/codeでは、グーグルとスポティファイの間で買収に関する協議が行なわれたことはないとする別の複数の関係者の話も伝えられている。この関係者らによれば、グーグルやスポティファイの幹部が協議を行ったのは確かだが、その内容はYouTubeやGoogle Play、Androidなどに関するものであったという。

またRe/codeは別の記事のなかで、 先ごろソフトバンクへの移籍を明らかにしたニケシュ・アロラ(Nikesh Arora)氏の後任として、グーグルの事業統括責任者(Chief Business Officer)に就任したオミド・コーデスタニ(Omid Kordestani)氏が、スポティファイの社外取締役に就任する予定などと伝えている。

グーグルは現在、「google Play Music All Access」で定額ストリーミング音楽をサービスを提供しているほか、最近では音楽ストリーミングサービスのソングザ(Songz)を買収したことも発表していた。

【参照情報】
Google Considers Buying Spotify But Finds the Price Too High – WSJ
There Have Been No Google-Spotify Acquisition Talks – Re/code
Google’s New Business Head Joins Spotify Board, While Another Former Exec Becomes Special Adviser – Re/code