やっぱり出ない - サムスン、「Tizen」スマートフォンの露市場投入延期を再び発表
2014.07.29
Updated by WirelessWire News編集部 on July 29, 2014, 13:02 pm JST
2014.07.29
Updated by WirelessWire News編集部 on July 29, 2014, 13:02 pm JST
サムスン(Samsung)は米国時間28日、同社が今年第3四半期に予定していた「Tizen OS」搭載スマートフォンのロシア市場でのリリースについて、これを延期すると正式に発表。再三の投入延期で、Tizenスマートフォンの先行きに対する不透明感がさらに高まっているという。
サムスン製「Tizen OS」搭載端末の第1号機となる「Samsung Z」は、ロシア時間10日にモスクワで行なわれたTizen OSの開発者向けイベントの中で披露される予定であったが、開催日の直前になってキャンセルされていた。サムスンはその際、延期の理由について「Tizenのエコシステムをさらに発展させるため」などと説明していたが、新たなリリース予定日は明かしていなかった。
サムスンは当初、Tizen OS搭載スマートフォンを2013年中に投入するとしていたが、その後日本市場でNTTドコモが2度にわたって発売を延期したほか、仏オレンジ(Orange)による取り扱いの話も宙に浮いた格好となっている。また今年2月のMWCで、サムスンはTizen OS搭載端末のデモ機を展示し、製品の位置づけを「新興市場向け」に変更することや、第3四半期にまずはロシア市場で発売することを明らかにしていた。
【参照情報】
・Samsung indefinitely delays the release of its first Tizen smartphone - GigaOM
・Samsung indefinitely puts the brakes on Tizen launch - ZDNet
・Samsung Postpones Launch of Tizen Smartphone in Russia - WSJ
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